○骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱脱、断端脱)

膀胱脱症例  69歳 女性

主  訴 会陰部から丸いものが触れる  下垂感  尿失禁

既 往 歴 特になし

出 産 歴 3

BMI     24.4と肥満傾向

現 病 歴 半年前から会陰部に丸いものが出てくるようになり

          市民病院受診。膀胱脱と診断一緒に子宮も出てきて

      いると指摘。下垂感以上に頻尿、尿勢低下あり。

      尿失禁もあり。

画像診断 尿路造影にて膀胱が会陰部より脱出している様子がわかる

治療方針 メッシュを用いたTVM手術、腹腔鏡下子宮仙骨固定術の選択を説明

 

骨盤臓器脱の分類

基本的症状として、下垂感、会陰部痛、排尿排便障害

 

○膀胱瘤  会陰部から膀胱が脱出  排尿障害、二段排尿

 

○直腸瘤  会陰部から直腸が脱出  排便障害

 

○子宮脱  会陰部から子宮が脱出  多経産婦に多い

 

○膣断端脱 子宮摘除術後、しばらくたってからの脱出

      意外と患者数は多い

 

                                ○小腸瘤  会陰部から小腸が脱出


 

当院では、膀胱脱、子宮脱、膣断端脱(子宮摘出後)などの女性骨盤臓器脱症例に対しては、2012年よりTVM手術を開始しました。その後患者適応を広げ、2013年からは腹腔鏡下膣仙骨固定術(LSC手術)を施行しております。女性腹圧性尿失禁に対してはTOT手術も施行しており、現在まで合計200症例程を経験しております。湘南、西湘地域の必要性に対応すべく、積極的に女性泌尿器科手術を施行しております。

詳細はお電話にてお問い合わせください。           

                             平塚市民病院 泌尿器科    部長  森 紳太郎