尿路結石とは

尿路に結石が形成された状態の事をいいます。
腎臓・尿管にできる上部尿路結石と膀胱・尿道にできる下部尿路結石に分けられます。
非常に頻度の高い病気ですが、尿路が閉塞されることによる強い疼痛発作を認め、
心身に大きな負担となります。
近年の医療技術の進歩により、低侵襲の様々な治療法を選択できるようになりました。

疫学

上部尿路結石は男性では3060歳代、女性では5060歳代に好発します。
下部尿路結石は男女ともに60歳代以降に発生します。
生涯罹患率は男性9.0%、女性3.8%とされており、ここ50年で2に増加しています。
救急外来を受診される患者さんの中で、感冒に次いで多い疾患です。


症状



・片側の背中から横腹、下腹部にかけて突然かつ強烈な痛みが
 出現します。
・夜間や早朝時に痛みが出現することが多いです。
 (就寝中に激痛で目覚めます)
・嘔吐などの消化器症状がみられることもあります。
・血尿をきたすことが多いです。(無いこともあります)


診断



・尿検査、超音波検査、レントゲン検査で、多くの結石が診断可能です。
・小さな結石や特殊な結石は診断が難しいことがあり、その場合はCT検査
 を行うことがあります。
・感染症を合併していると疑われる場合、血液検査を行うことがあります。
(高熱や全身倦怠感などがある場合)
・診断から治療方針の決定は、原則としてフローチャートに従って行います